二度寝の日々

10月になり、急に冷え込んで来ました。周囲でも風邪ひきさんが増えています。ブログをご覧の皆様、季節の変わり目ですのでお体ご自愛下さい。


最近は、詩の方では大きな仕事が終わり、詩から少し距離を置いた暮らしを営んでいます。ま、会社員をやっている間はそこでやる仕事や付き合いも多いので、詩とはバランスを取って付き合わないといけないのですが……。9月末がバタバタ忙しく、体調を壊してしまったので、ここ2日間自宅でずっと静養しておりました。寝ても寝ても疲れが取れないので、点滴を打とうかなと思いましたが、病院に行く元気も出ないのでひたすら寝てました。おかげで少し回復出来たので、また明日から仕事頑張ろうと思います。


先週末は、3年ぶりくらいに知人に会い、現在のことや昔のことを混ぜ合わせながら、楽しい時間を過ごしました。僕は、大学に遅れて行ったので、就職も普通の人と比べると遅いのですが、その遅れていた「人生のスランプ」時期に出会った数少ない知り合いのひとりだったので本当にいろいろ話が尽きませんでした。その人もいろいろと挫折や屈折を持っている方なので、物事をいろいろな角度から見ることが出来て、そのため話をしていて心地よく感じます。ま、何の苦労もなく生きている人間は皆無だと思いますけど。


また、電話でもしばらく連絡をしていなかった知り合いと話して、自分が日々の生活の中で摩耗していた部分を確認することが出来ました。「他者は鏡」とよく言いますが、人と話すことで自分が映し出される。つまり、自分は白紙のスクリーンで、他者が映写機ということになるでしょうか。


最後に、お知らせですが、今月号の「現代詩手帖」(2011年10月号)に「二十一世紀の猫町に朔太郎を解き放つ時に立ち上がる七つの詩篇」という作品を掲載させていただいています。もし本屋さんで見かけたら、ご高覧いただけると幸いです。


あと、「詩客」というHPに朔太郎についての短い文章を載せております。http://shiika.sakura.ne.jp/beloved_poet/2011-09-23-2537.html


さらに、今月の「六本木詩人会」に「おやすみ」という作品を書きました。http://www.roppongi-shijinkai.net/20110930-2478.html



10月は、少しのんびりしたいと思いますが、11月には「阿吽」という雑誌に「凶区」という最新作を発表いたします。最近書いたものでは一番自信があります。発行の際はまたお知らせさせていただきたいと思います。