あなたは我々によって生まれた

わたしたちは
廊下に立たされながら
バケツなどを持って
「ヒットの確率のはかなさ」について
真剣に考えていた
チャイムのベルがなっても
タカハシの授業に出ることはなかった
「売れる!」と確信して
隣にいるタカノリの
肩をこわすくらい叩いた


その日地球が生まれた