ひょっとこをなめるな!

「なめちゃダメだ」
怒りのシンジはつぶやいた
六畳一間の孤独なサイドにて
巫山戯た体操座りなぞをしながら
そのつぶやきは下品にかがやきながら
死の世界に突き刺さる石碑となる(嘘)
雄と雌のあいだで交わされる無意味
石碑を読み上げながら笑うタヌキたち
目覚めながら眠る覚醒反転の世界
足のみじかい猫の恋が果てしなく続き
「水晶のような肌をお持ちですね」
未来はいつまで待っても来ないバス
強がる弱者にも幸あれよと
棚から落ちた神様は花粉症
小沢健二の新曲で朝を迎える