ガハハ帝国

「泣き虫の小鹿をいじめるな」


小学校3年生の愛國正(あいこく ただし)君の
凍結ビーム
鎌鼬に切り殺された豚たちが
精神養成所で
歌い慣れない歌をうたう光景を
何層にも大気に敷いて
「異議もないが意義もない」
腐った鯛の頭が
ガハハハハと笑い出す季節


「夏とは随分距離が出ている」


スパイたちは
秋の夜空を見上げながら
知らない国の訳の分からない電波を
耳全体に浴びながら
性器の位置を確認する


火星では仏教が流行している(らしい)